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2020年10月06日
ゼネテックとブロードリーフが、FlexSimとOTRSの相互代理店契約を締結
~FlexSimによる工場の見える化 × OTRSによる作業の見える化で、
物流・生産現場の完全なDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現します~
株式会社ゼネテック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上野憲二、以下「ゼネテック」東証JASDAQ:4492)と、株式会社ブロードリーフ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大山堅司、以下「ブロードリーフ」東証1部:3673)は、ゼネテック取扱製品である離散事象シミュレーション「FlexSim」と、ブロードリーフ取扱製品である動作分析ソフトウェア「OTRS」につきまして、このほど相互販売代理店契約を締結いたしました。
【本契約締結の背景】
作業分析ソフトウェアのトップブランドである「OTRS(Operation Time Research Software)」は、IE(Industrial Engineering)手法に準拠し、人・モノ・機械の動きを動画分析・時間分析するツールとして多くの生産現場で使用されています。この正確な時間分析データを、離散事象シミュレーションツールの世界スタンダードである「FlexSim」にインプットデータとして活用することで、実態に即した作業環境や作業時間を正確にシミュレート可能です。
ゼネテックが提供する「FlexSim」のシミュレーションモデルは、設備や作業者のタクトタイム、生産計画や設備稼働状況、PLM情報、WMS情報等の各種データをインプットデータとして工場・物流全体のシミュレーションを構築する事が可能です。インプットデータが良質なデータであればあるほど、正確なシミュレーションが可能となります。しかし、インプットデータの収集、特に作業時間の収集・分析しデータ化することに多くの時間がかかり課題となっていました。 ブロードリーフが提供する「OTRS」は、作業時間を短時間で正確にデータ化することが可能で、「FlexSim」の良質なインプットデータとして使用することができます。
さらに、「OTRS」で各工程の時間分析と改善を行ってきたユーザー様は、「FlexSim」を併用することでこれまで蓄積した「OTRS」のデータを相乗して生かすことが可能になります。実施した改善がどれくらいの効果を生むのかをダッシュボードで視覚的に確認でき、さらに今後どのような目標で改善していくべきかを示すことができます。データを取るだけであった初歩的なDX(デジタルトランスフォーメーション)から、データとデジタル技術を活用して製品やサービスさらにはビジネスモデルや社会風土に変革をもたらす、真のDXへの革新を実現いたします。
生産・物流の変革はデジタル技術・DXにより今後もますます拡大していくことが予想されます。 「OTRSによる時間の見える化」と「FlexSimによる人・モノの見える化」が高度なシナジー効果を生み出し、より生産性の高い生産ライン・物流分野レイアウトの最適化を実現するものと確信しています。
< OTRSとは >
「OTRS」は、株式会社ブロードリーフが開発した映像による動作分析・時間分析などの機能により、生産・製造現場の作業時間短縮・省力化・コスト低減が実現可能なソフトウェアです。実際の作業映像を分析することで、ムリ・ムダ・ムラをなくし、作業の標準化を図ることができ、作業の改善によるコストダウンや品質の均一化を実現できます。また作業手順書や動画マニュアルの作成ができ、教育訓練や技術・技能伝承のツールとしても活用できます。
【株式会社ブロードリーフについて】
ブロードリーフは、自動車アフターマーケット(*)業界を中心に、製造業、小売サービス業など様々な業種に特化したBtoB向け業務アプリケーション等を開発・提供しています。
現在では、自動車アフターマーケットの事業者向けIT・サービスとして業界トップシェア。2013年には東証一部に株式上場しております。
また、ブロードリーフが提供する作業分析・業務最適化ソフトウェア「OTRS」は20年以上にわたって日本の製造業のカイゼン活動を支援しており、今では世界20ヶ国6,000ユーザー、物流・医療・介護・農業・教育など国境・業種を越え、様々なお客様のカイゼン活動を、ITを通じて支援しています。
※自動車アフターマーケット:自動車を購入してからの給油、自動車アクセサリーの購入、車検、点検、部品交換、車の売却、廃棄処理などの市場を指します。
< FlexSimとは>
FlexSimは米国ユタ州のFlexSim Software Products、Inc.が開発する、ハイパフォーマンスなシミュレーションツールです。製造ラインや加工プロセス、物流倉庫、マテハンなどのシミュレーションモデルを、非常に軽量な3Dグラフィックを利用して構築し、モノ・ヒトの流れを計算。機械や作業員の稼働率・作業負荷、作業時間など多岐にわたる情報を分かりやすい円グラフや折線グラフ(ダッシュボード)を使って一元的に表示します。これにより企業は自社、または顧客の工場や倉庫のボトルネックを発見し、性能を最大化するために必要な比較データを瞬時に得ることができます。
FlexSimはすでに、欧米や中国をはじめとした世界77ヵ国で使用されています(累計5万1,500ライセンス以上)
【株式会社ゼネテックについて】
ゼネテックは、1985年に携帯電話・PHS等の各種情報末端、カーナビ・カーオーディオ等の組み込みシステムの設計開発を主たる事業として設立されました。現在は、設立以来からのメイン事業となる組み込みソフトウェア・ハードウェアなどを主とするシステム開発事業、ならびに3次元CAD/CAMソフトウェア「Mastercam」の輸入販売を中心とするエンジニアリングソリューション事業の2つをコアとして発展してまいりました。また、災害時位置情報自動通知アプリケーション「ココダヨ」のサービス提供にも取り組んでおります。
設立以来得意としてきた移動体通信や通信制御、通信ネットワーク分野は、社会インフラとして重要性を増しており、その開発スピードとクオリティは一層の高度化が要求されています。私たちは、こうした社会的要請とお客様の多様なニーズに応えるため、よりクオリティの高い迅速なソリューションの提供と担い手である人材の育成を、最優先の経営目標に掲げております。
2018年からは日本初登場の3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の提供を開始。工場の生産ラインや物流倉庫などのレイアウト検討における圧倒的パフォーマンスにより、お客様の生産性向上に貢献してまいります。
【JASDAQ上場、および創立35周年を迎えました】
当社は2020年3月19日に東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場し、7月1日には創立35周年を迎えることができました。これもひとえに皆様から賜りましたご支援、ご厚情の賜物であると心より感謝申し上げます。今後とも、さらなる企業価値の向上に努めてまいりますので、引き続きご支援ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
【株式会社ゼネテック 概要】
本社所在地:東京都新宿区新宿2-19-1 ビッグス新宿ビル5F